SL純正・標準ズームレンズ(規格外の写り…)
◇VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH.
私が一本目に選んだレンズは、標準ズームレンズのVARIO-ELMARIT-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH.です。
初めて触れるカメラでは、まずは純正の標準ズームレンズを試してみたくなるんですよね。
標準ズームというカテゴリのレンズではありますが、その光学性能は素晴らしく、まるで単焦点レンズを使っているかのようでした。
LEICA_SL2 VARIO-ELMARIT-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH. 1/160 f4.0 ISO_160【90mmで撮影】浮き立つような立体感のある描写と、過度にならない自然なボケ味を楽しめます。
ファインダーを覗くだけでも、レンズの持つ優秀な光学性能がギュンギュンに伝わってきます。
撮影後に背面ディスプレイに映し出される画はため息が出るほど美しく、一瞬自分の写真の腕が上がったのかと勘違いしてしまったほどです(笑)
せっかくの機会ですから、ワイド端~テレ端、順光・逆光・サイド光と、意識的に様々な条件での撮影を行いました。
LEICA_SL2 VARIO-ELMARIT-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH. 1/160 f4.0 ISO_100【24mmで撮影】隅々まで隙のない写り。広角端を安心して使えるレンズって貴重です。
LEICA_SL2 VARIO-ELMARIT-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH. 1/200 f3.6 ISO_100【50mmで撮影】開放でもカミソリのように薄い被写界深度になることはないので、安心して撮影に臨むことができます。
LEICA_SL2 VARIO-ELMARIT-SL_f2.8-4/24-90mm ASPH. 1/160 f4.0 ISO_125【90mmで撮影】中望遠域の90mm f4に3.5段分の手振れ補正。すごい安定感!
どのような条件でも一切の破綻を感じさせない写りは、さすがの一言ですね。
レンズに直接光が当たるようなシーンでもフレアの発生が最小限に抑えられていることから、レンズコーティングがいかに優れているかが分かります。
優れた光学性能は、実際の描写にも現れています。
あまりの解像度の高さから、まつ毛はおろか、瞳に映る像まで緻密に描き出しているのです。
これだけ被写体と離れても瞳の映り込みを気にしなくてはいけないなんて、恐ろしい時代になったものですね(笑)

