単焦点レンズ&ライカSレンズ
◇APO-SUMMICRON(アポ・ズミクロン)-SL_f2/35mm ASPH.
◇APO-SUMMICRON(アポ・ズミクロン)-SL_f2/50mm ASPH.
さぁ標準ズームレンズの次は、単焦点レンズを体験していきましょう。
まずは35mmから。
被写体が浮き立つような描写においては、やはり単焦点レンズに分があるようですね。
半逆光と厳しい撮影条件ではありましたが、偽色の発生や目立ったコントラスト低下は起こらず、安定した画を出力してくれました。
次に試した50mmも、標準ズームレンズとは一味違った写りを見せてくれました。
標準ズームレンズの同焦点域よりも、背景のボケ味はしっとり落ち着いて見えます。
切れ味良く、立体感のある描写が特徴的なレンズですね。
単焦点レンズでの撮影画像をPCディスプレイで見直した際、髪の毛一本に至るまで精緻に描かれていることが分かりました。
描写力は鳥肌ものです。
もっと絞りを絞ったパターンも撮影もしておけばよかったなぁ…と反省。
35mmと50mmのレンズ全長は同じ102mmで、SL2ボディとのバランスも良好でした。
全長の長いレンズを左手でしっかりと支えることで、撮影に際してピリッと気合が入るような気がしますね。
◇SUMMARIT(ズマリット)-S_f2.5/70mm ASPH.
今回の撮影会では、ライカSレンズも試すことができました。
専用のアダプターを介して、SUMMARIT-S_f2.5/70mm ASPH.をSL2ボディに装着します。
合焦速度はSLレンズと比べやや落ちるものの、ポートレート撮影において必要十分な速度だと感じました。
ビューファインダーの解像度が非常に高く、撮影中にピント面の不安を感じることはありませんでした。

レフ版の映り込みはご愛敬(´▽`;)
マウントアダプターを介してのオートフォーカスでも、顔にしっかりと合焦しています。
Sレンズを最新のボディで存分に活用できるのも、ライカSL2の大きな魅力のひとつですね。